ライカ(Leica)M2
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ライカM2とは?


ライカM2(Leica M2)は、1958年から1970年にかけて製造されたライカM型フィルムカメラです。初代M3に続く廉価版の普及機モデルと語られることもありますが、異なるコンセプトを持ち魅力的な一台となっています。M3は0.91倍という高い倍率のために、広角35mmのブライトフレームを表示できませんでしたが、M2ではこの広角35mmフレームが加わっており、そのために選ばれた0.72倍というファインダー倍率は、これ以降のM型ライカの標準的なスペックとなりました。光路を斜めに設計して部品をまとめたファインダー構造も、同じく後続のM型に受け継がれた基本設計です。つまりM2は現在のM型へ直接つながる設計上の分岐点にあたるモデルになっています。またM2の設計は、希少モデルとして知られるライカMP(1956年)の影響を少なからず受けています。

まるかめらでは、M2の仕様差や状態を熟知した専門バイヤーが、市場相場と各個体のコンディションを踏まえた適正な高額査定・買取をいたします。

ライカ M2の基本スペックと特徴


M2の測距には、二重像合致式レンジファインダー(ファインダー内の二つの像を重ね合わせて距離を合わせる方式)を用います。ファインダー倍率は0.72倍で、ブライトフレームは35mm・50mm・90mmの3種を表示します。M3で35mmレンズを使うにはメガネ付きレンズや外付けファインダーが必要でしたが、M2は35mmレンズを本体のファインダーだけで扱えます。フレームの切り替えは手動で、操作方法はM3と同じです。ファインダーを覗きながら左手で視野枠セレクターを動かすと表示が入れ替わり、セレクターは50mmのときに垂直の位置になります。距離計基線長は68.5mm、有効基線長は51.4mmとされています。

シャッターは機械式の横走り布幕で、シャッタースピードはB・1・2・4・8・15・30・60・125・250・500・1000となっています。フィルム巻き上げは1回巻き上げ、フィルムカウンターは手動リセット方式です。レンズマウントはM3から採用されたMバヨネット(Mマウント)で、この形式は現行のM型まで受け継がれています。セルフタイマーは初期のモデルにはなく、後期のモデルに追加されています。ボディは幅138mm・高さ77mm・奥行き33.5mmで、外形寸法はM3と同一です。一方で重量はM3の約595gに対し580gと軽く、外側の形をほとんど変えずに内部の部品構成を組み替えたというM2の性格が数値にも表れています。

ライカ M2のメカニズム


M2の内部は、M3の構造を受け継ぎながら要所で作り替えられています。主要な三つの機構を見ていきます。

レンジファインダー(斜めの光路と部品の集約)

M2のレンジファインダーは、倍率が低くなったことに加え、部品点数を減らすためにファインダー内部の光路を斜めに設計しているのが特徴で、この構造はこれ以降のM型ライカの標準的な構造となりました。M3では5個だったプリズムブロックや対物レンズがM2では3個になっています。斜めにネジ止めされたマスクプレートも、M2の特徴です。

フィルム送り機構

巻き上げ・巻き戻し機構はM3と基本的に同じです。ただしM2では、ライカビットを装着するために巻き上げ軸のシャフトが長くなり、フィルムカウンターは手動リセット式へと変更されました。ライカビットは、左手でトリガーをスライドさせて迅速にフィルムを巻き上げる装置です。
フィルムカウンターが自動リセット方式であるM2では、フィルム装填後に空シャッターを2回切り、手動でカウンターを「0」に戻します。上面の手動式カウンターはM2を見分ける大きな外観上のポイントでもあります。

シャッター

シャッターはM3と同じ3軸式ドラムシャッターで、スピードセッティングカムや低速ガバナーなどのパーツ類はほぼ共通ですが、異なるのはワンストロークのシャッターブレーキを備える点です。マウント部の内側、シャッタードラムの脇に配置されています。このシャッターブレーキに連動する本体底面のネジは、M3の初期では2つ、M2では1つとなっています。

ライカ M2の初期型と後期型


M2は生産期間を通じて数多くの仕様変更を重ねています。大まかに、採光窓の内側にスリットがあり、Rレバーがないボタン式のものを初期型、採光窓の外側にスリットが入りRレバーが付いているものを後期型とすることがあります。ただしこれは便宜的な区分であり、セルフタイマーの有無については混在しています。

採光窓の「内ギザ」と「外ギザ」

M3のフラットだった採光窓に対し、M2ではギザギザの溝が付いた採光窓に変更されています。初期の生産型は採光窓の内側に細い縦溝があり、これが通称「内ギザ」です。No.959501からは外側の縦溝、いわゆる「外ギザ」となりました。
ファインダー窓の作りはM3のような周囲に飾りのある窓ではなく、簡単なプレス加工によるフラットなつくりです。

RボタンとRレバー

巻き戻し操作の機構は3段階で変化しています。最初期のモデルは押し続けて巻き戻すタイプ、次の初期型はNo.970260まで1回押しのタイプになったとされ、その後Rレバーへと変わりました。「ボタン式かレバー式か」の2種類ではなく3段階で変化しているのが特徴です。

セルフタイマーの復活と標準装備化

M2はもともとセルフタイマーを持たない仕様から始まり、No.949101からNo.949400の米国向けロットで復活し、No.1004151以降のモデルでは標準装備となりました。

フィルムカウンター・感度表記・接眼窓など細部の違い

フィルムカウンターは、初期型が両方向に回転するのに対し後期型は時計回りのみとなっています。外観は同じです。フィルム感度インジケーターは、1960年頃から1000までだった感度表記が1300までに変更されており、これはM3と同時期のマイナーチェンジと考えられています。
ファインダー接眼窓の内側に見える黒いマスキングも初期型と後期型で大きさが異なります。

M2から派生した特殊モデルとブラックペイント


MP2

ライカMPは、M3に迅速巻き上げが可能なライカビットを装着できるようにし、手動のフィルムカウンターを備え、セルフタイマーを省いた構造を持つモデルです。前述したとおり、M2の設計はこのMPの影響を受けています。1959年にはM2をベースとした「MP2」も登場しています。MP2は、ワインダーを組み合わせたMPの後継にあたるモデルです。

M2-M

1965年、ニューヨーク・ライツ社は、巻き上げ軸に直接駆動軸を連結して電動モーターで連写機能を持たせるワインダーを、ボディの改造費用込みのキットとして販売。翌年にはボディとワインダーをセットで販売するようになり、そのモデルが「M2-M」です。1966年に同社製のモーターワインダーを工場で組み込んだM2として275台が出荷されました。シャッター速度1/50秒から1/100秒の範囲で毎秒2.5〜3コマ、B以外の全速で毎秒1コマの連続撮影を可能となっています。

M2-RとM2-S

M2-Mと同時期にM4から導入されるラピッドローディング機構を備えた軍用M2が作られ、キャンセル分が出回ったものが市場に流れました。1969年には、ニューヨーク・ライツの発注で「M2-R」として生産され、近接撮影に対応したズミクロンとセットで販売されています。M2-Rは2000台のみという希少性と実用性の高さから、中古市場でも人気の高いモデルです。
キャンセルで市場に出回った「KS15-4」は「-R」の刻印を持たないため、「M2-S」と呼ばれます。外観では通常のM2とほとんど見分けがつかず、ベースプレートを開けてラピッドローディング機構を確認して初めて、通常のM2でないことが分かります。

M2 ブラックペイント

M2のブラックペイントモデルは約2000台が作られたとされており、希少なモデルとなっています。真鍮のボディに黒の塗装を施した仕上げで、使い込むほどにエッジや角の塗装が剥がれ、下地の真鍮が現れてきます。
オリジナルのブラックペイントではなく、通常のボディを後から黒く塗装した後塗りの個体も中古市場に出回っており、こちらは安価な相場になっています。

ライカM2の高価買取で
まるかめらが選ばれる理由


ライカM2の買取でまるかめらが選ばれる理由をご紹介します。

M2の仕様差を正しく評価する専門査定力

これまでご紹介したとおり、M2は外観がほとんど同じでも中身が異なる個体が数多く存在するモデルです。まるかめらには、クラシックライカの仕様差を熟知した専門バイヤーが在籍しています。製造番号と各部の仕様を照らし合わせ、中古市場での需要や相場も踏まえて一台ごとに評価いたします。仕様が分からない個体でも当店で確認しながら丁寧に査定いたしますので、相続や遺品で受け継いだM2で型式に不安がある場合も安心してご相談ください。

M2特有のコンディションへの対応力

新品未使用品から使用感のあるユーズド品まで、幅広いコンディションのM2をお買取りさせていただいています。各個体の状態を細部まで見極めたうえで評価いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。どのようなコンディションの個体でもできる限り高値でのお買取に努めています。

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当店ではカメラを数多くお買取りさせていただいていますが、特にライカに特化した買取・販売をしています。他のお店に買取を検討中であればぜひ一度当店にもお問合せください。


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